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軍国教育指数

比較対象のうちナチス・ドイツを100、現代日本を0として、愛国教育・軍事的社会化・軍人への社会的敬意を相対評価した試案。数値は歴史資料をもとにした比較指標であり、客観的な絶対値ではありません。

対象 愛国・忠誠教育
の強度・恒常性
軍事的社会化 軍人への社会的敬意
・顕彰文化
合計 軍国教育指数
(ナチス=100換算)
ナチス・ドイツ 100 100 100 300 100
戦前日本 75 75 65 215 72
第三共和政フランス 78 58 70 206 69
戦前アメリカ 73 45 75 193 64
現代アメリカ 50 25 90 165 55
戦間期イギリス 53 33 68 154 51
現代日本 0 0 0 0 0

評価項目

  • 愛国・忠誠教育の強度・恒常性 学校教育において、国家・国民・祖国・指導者等への忠誠や愛国心をどの程度継続的・制度的に教えたかを評価。
  • 軍事的社会化 軍事教練、学校と軍の結合、対象範囲、拒否・異議の余地、青少年軍事組織への参加などをまとめて評価。
  • 軍人への社会的敬意・顕彰文化 軍人・戦没者・軍事的英雄を社会がどの程度顕彰・尊敬したかを評価。これは厳密には「学校教育」だけでなく、社会文化全体を含む。

注意点

  1. 「忠誠の対象」が皇帝・共和国・憲法・国旗など何であるか自体を点数化してはいない。評価するのは、その忠誠教育の強度・頻度・制度化・強制性である。
  2. 戦前日本の「教育勅語」は軍事教本そのものではない。孝悌・友愛・仁慈・修学・勤労・法令遵守などの道徳項目が中心であり、軍事・忠誠に直接関係する部分は全体の一部である。
  3. 一方で、教育勅語の学校での奉読、学校儀式、道徳教育、教科書制度などを通じて国家的価値観が継続的に教育されたことは、「愛国・忠誠教育の恒常性」を評価する際に考慮する必要がある。
  4. 現代日本の「0」は、愛国心や国家に関する教育が文字通り存在しないという意味ではない。比較表上の基準点として置いた値である。
※ 数値は比較分析のための構成指標であり、歴史学上確定した客観的測定値ではない。特に「戦前アメリカ」「第三共和政フランス」「戦間期イギリス」は、時期・地域・学校種別による差が大きいため、評価にはある程度の幅が含まれる(本表では中間値を採用)。